Platonic Love はどこにある
アルバムを作り始める時に,ぼんやりとしたテーマ,なんでもいいけど,初めてにふさわしくて普遍的なものを探していて,まあここは大きく出て「愛」をテーマになんかしてみました。この世に愛をテーマにする作品はたくさんあるけど,愛といっても恋愛ばかりで,ほとんどに共感できたことがない,人と違うことをしないと意味がないと思うわたしは,じゃあ人があまり真剣にやらない,母や友達,憧れや追悼という意味での愛を形にしてみた。
まあ私は他人からの愛をあまり感じ取れないし,自分から誰かへの愛も生まれないしで,生きていくにはちょっとアレかもしれない,なんて思っていたけれど,アルバムがどんどん完成していく過程で,身の回りのちょっとした愛を見つけたり,私の中に存在する,様々なものにねじって,ひねくれて,向けられている愛も感じられた。愛を見つけたら,それはそれで面倒なのだけれども。
実はこのアルバムを完成させたのは今から2年前,18歳の時なの。
本当は人前に出さなくてもいいと思ってたけれど,まあその時はその時で,完成させたら死んでもいいと思えるくらいのものを作ろうという気分だったし,きっともう二度と同じようには作れないとも思うから,今聞くとイマイチなところもあるけど,みんなに聞いてもらうのが楽しみです。
音楽的には,みんなが今まで聞いた事のない音楽,メロディ。私にしかできないことをやろう。でも自分勝手にならないで,素直に聞いてカッコいいと思えるものにしようという気持ちでした。
様々な分野にいる人,例えばクラシック畑の人,ポップスしか聞かない人,音楽理論がどうとか,エモいがどうとか,そんなことよりも,人がまだ出会ったことの無い,新しいものに触れた時のワクワク感とか,可能性みたいのを提供できたらいいと思ってます。
今現在もうすでに,セカンドアルバム制作中です!頑張ります。
最後に,そこのあなた。
まず読んでくれてありがとう。もしアルバム聞いてくれたならありがとう,感想待ってます。
あといつも愚痴を聞いてくれてありがとう。色んな気持ちを教えてくれてありがとう。喧嘩してくれてありがとう。待っていてくれてありがとう。愛してくれてありがとう。産んでくれてありがとう。
人生なんて考えちゃう年頃だけど、最後はちゃんと自分のことを心から愛してあげられるようになりたい。
2019年6月3日 梅澤慶一
『Platonic Love』
1. 暁の海 / Lever du jour
2. 夢路 / a blue envy
3. UNITE ME
4. cocoon
5. ヘラクレイトス / Herakleitos
6. 天国 / you were there
7. 真空は / Nobody needs the theory
8. closet
9. ADORE YOU
10. interlude
11. 天使になりたい / A Fetus
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